純国産の CastStar-Opti は、CAMで作成されたNCプログラムを検証し、加工効率を向上させるための最適化アプリケーションです。高速・高精度のアルゴリズムにより、工作機械の切削状況に応じて、工具の送り速度を最適化します。
これにより工具寿命が長くなり、切削時間も短縮され、効率向上を図ることができます。
送り速度を編集して、一刃あたりの切削量を一定にするとともに、切削負荷も一定にします。
G00の水平移動は、工具・フォルダが干渉をしない位置に下降(上昇)させ、加工時間を短縮します。
加工していない(エアカット)パスを削除し、加工時間を短縮します。
工具のホルダ・チャック等は、自由形状が入力可能。干渉箇所を特定することができます。
CastStar-Optiは、最適化した送り速度を色分け表示するので、視覚的にも確認 が容易です。
(左)CAMからのNCデータ (右)CastStar-Optiで最適化したNCデータ
一刃あたりの切削量を一定にする送り速度に変更可能。工具ごとに切削条件を入力することで、一刃あたりの切削量を自動計算します。
オリジナルデータと、最適化後の切削負荷分布もグラフ表示します。
切削負荷から計算し、最適化した結果を CSV 出力。
加工する穴の輪郭や、段差のある部分の送り速度を設定できます。
段差箇所の送り速度を F100 に指定した場合、穴や外周の段差と工具が触れた部分の送り速度が F100 になります。
穴や段差のある部分は、工具によってはチッピング等を起こす恐れがありますが、CastStar-Optiは加工前に想定箇所を自動認識し、加工速度を落とす事ができます。
切削体積による送り速度計算のみの最適化ツールでは切削体積が小さいため、逆に送り速度が速くなります。